Mrs.リカバリー

元美容師。統合失調症持ちの30代、共働き主婦の日記。

自分はこうやって恋人に精神疾患を理解してもらえました。

私は幸も不幸もなく統合失調症を抱える1人の当事者です。

デイケアや家族会などで、恋人が居ることを紹介するとよく聞かれることがあります。

 

どうやって理解してもらえたのか?

どのタイミングで、どうやって持病を伝えたのか?

など、聞かれます。

 

 

相手が大切な人なだけあって、ネガティブなイメージの多い病気の告白は気を遣ってしまいますよね。。

私も今までお付き合いした人には、傷付けてしまうとか見放されると不安で、基本的にクローズにしていました。

そんな自分の中に後ろめたさも溜め込んでいました。

 

 

今の恋人は私の統合失調症を理解してくれて、享受して見守ってくれています。

恋人に受け入れてもらえた自分のケースを、紹介がてらちょこっと綴ってみます。

 

私の恋人は少し社会不信気味ですが一般的な人です。

恋人は「病気云々以前に人として」と、私と付き合ってくれています。

私にとって彼は、恋人としても良き理解者としても好きです。

 

 

出会った時の2人の状況は、恋人が半引きこもりのニートで、私は専門学校の不登校というものでした。

まだ付き合う前の友達の段階で、私は自己紹介のように軽い気持ちで病気を伝えました。

彼は出会った第一印象から私に好意を抱いていたようで、病気のことはそこまで気にしなかったそうです。

 

 

私が学校を卒業できたり、彼も私も資格をとったり就労したりと、お互いを押し上げるように関係を築いてきました。

そして、お互いの信頼関係を深め、魅力に惹かれていきました。

時代もあるかもしれませんが、2人の関わりの中であまり病気というのが隔たりにならずに関係を構築できたことが、私の持病の理解を深めるのに大きかった思います。

 

また恋人のご両親も事情を知ってくれていて、ご両親は自分の息子を支えてくれる子として今は受け入れてもらっています。

ご両親が精神疾患の理解がある方で、また、彼が誤解なく伝えてくれたおかげかと思います。

 

 

統合失調症のみならず、良い治療や治療薬が出てきているので、症状が良好な精神疾患の方は増えていくでしょうし、当事者や周囲の価値観も多様化しています。

これからは偏見や抵抗は落ち着いていく時代になっていくと思います。

 

持病で交際や結婚を断る人もいるのも事実ですが、その病気以前に「あなただから」と選んでくれる人と一緒にいると、きっと幸せなんだろうなと思います。

自分のことを好きと言ってくれる人、自分の良いところを見てくれる人、そんな人とどこかで出会えると私は思っています。

 

 

 

 

読んでくださりありがとうございます。