Mrs.リカバリー

元美容師。統合失調症持ち。日々、自分の新しい生き方を模索しております。夫婦ふたり暮らし。30代、働く主婦の日記。

私は所謂、宗教2世です。

私は宗教2世です。

安倍元総理大臣の一件で世を騒がせた宗教団体のように、宗教に掟があるなど拘束力の強いものではありませんが、とある新興宗教の2世です。

 

私、個人としては、自分の宗教があまり好きではありません。

以下、拝み屋と呼びます。

 

 

親族が命に関わる心臓の手術を受ける際に、その拝み屋が私の親族に勧誘をしてきました。

それが、私の家族と拝み屋の出会いです。

今は人が弱った状況につけこむように感じて印象が悪く感じます。

 

 

私の本名は両親がいくつか考えた名前を、運勢かお告げか何かわかりませんが、拝み屋が選びました。

両親は一般的な名前も考えたのに、よりによって拝み屋は、一番変わった名前を選んだようです。

もう誕生した時には拝み屋が私と関わることになりました。

幼い頃から親に連れられて宗教施設に通って拝んでいました。

なので、れっきとした宗教2世です。

 

ありそうでない特殊な名前なので、訳のわからない年頃の子たちにその名前でいじめられる学生生活でした。

今でも病院や美容室の予約や名前を聞かれた際に、その特殊な名前のせいで間違われたり手間を取らせたりして、不快な思いをしています。

 

私はいまだに名前を名乗るのが嫌で、人にはあだ名か苗字で呼んでもらっています。

拝み屋が選んだ名前のせいで孤独な思いをしてきました。

名前を変えない限りずっとそうだと思います。

 

 

どこの家庭でも拝み屋があるのが普通だと思っていましたが、どうやらおかしいと思い始めたのは中学や高校です。

友達との交流の中で、自分は人と違うという自意識が芽生えました。

しかも違和感のような自意識です。

 

いつのタイミングかわかりませんが、どうやら私の知らぬところで拝み屋の会員になっていました。

拝み屋には会員証があって、その会員証の名前は私の字で書かれたものではありませんでした。

つまり私の意思に反して入信されているということでした。

なので、家族を説得して宗教を脱会しました。

 

 

拝み屋を信じる親族を側から見ていて、宗教が心の安定や居場所のように救いになる良い一面もあるようには思いますが、その信者の子どもにも選択の権利が欲しいと思います。

私には拝み屋は合いませんでした。

 

家族や親族が新興宗教の信者だった反動で、現在の私はクリスマスもしますしお盆も七夕もしますし、多宗教というか無宗教という定まらない考え方をしています。

これから私は宗教勧誘にあったら断るでしょう。

なんだか良い印象を持てないので。

 

 

名前に関しては、私を産んでくれた両親につけてもらいたかったです。

それでも変わった名前になる可能性もありますが、両親に選んでもらいたかったです。

またこれからも名前で寂しい思いをしていくんだなぁと思います。

拝み屋が選んだ名前のせいで。。

 

 

 

読んでくださりありがとうございます。