私の統合失調症はとても苦しかった。
少なくとも自分にとっては苦しかったつもりだ。
昔ほどではないが、今でも自分の頭の中で辛かった過去の記憶がグルグルしてしまう時がある。
もちろんその最中は苦しいし、簡単には抜け出せない。
今はかなり心身共に楽で居れている。
過去の記憶を思い出してしまう時には、「悲しくなるだけなのに、また考えちゃっているね。それで何が生まれるの?」と、なだめる自分が現れる。
その自分は辛くならないように留めてくれる。
そうやって自分を少し離れた視点から眺められて、ちょっとは成長できていると思う。
自分で自分を救済できることも増えた。
処方と定期受診、主治医の指導を守れていたら、もう病気のことを意識しなくてもいいんじゃないかと思ったりもする。
仕事も人間関係でも、特に悩みがない。
病気以前に私なのだと自ら言える現在だからこそ、あまり辛かった病気のことを考えないという手段は、気持ちが落ちないために有効だと思う。
必要があれば考える。
が、わざわざ自分が悲しくなることを考えるのは、もうやめよう。。
今はやめられる気がする。
読んでくださりありがとうございます。