私は紙に日記を書いています。
私はその日記を内省ノートと読んでいます。
その自分が内省ノートと呼ぶノートの一部を書き出します。
過去を振り返りました。
兄のこと。母のことです。
私はある日、いつものように兄の愚痴悪口を言っていました。
昔から私は兄と馬が合わずに喧嘩やすれ違いが多かったのです。
なので、頻繁に兄の愚痴悪口を母に吐き出して、その日も憂さ晴らしをしていました。
ですが、その日、母はいつもと違う切り口で私を諭しました。
「兄は一度も、妹である私の悪口を言っていないし、聞いてもいない。父も、母も、姉も、あなたが仲の悪いという兄も、お互いを信頼し合っているから、そんな愚痴悪口を言い合うことをしないのだ」と。。。
母はその場にいた姉と目を合わせて私に言いましたが、姉も疑う余地もなくそれが真実だと信じる目でした。
それは私の盲点でした。
私は自分が情けなくなり、泣いてしまいました。
その涙は自分のための涙でした。
なんとも説明できない感情と、理解の遅さが惨めでした。
私の醜い涙でした。
読んでくださりありがとうございます。