Mrs.リカバリー

元美容師。統合失調症持ち。日々、自分の新しい生き方を模索しております。夫婦ふたり暮らし。30代、働く主婦の日記。

急に、祖母の意識が曖昧になりました。

先日、95歳の父方の祖母が、自宅で急に体調を崩しました。

 

 

ついさっきまで普通だったのに、急に自宅のベットに横になったきり意識が曖昧になってしまい、それに気付いた家族の通報で救急搬送されそのまま入院となりました。

医師からは「腎盂腎炎」という診断と治療方針を頂き、現状は重篤だと説明してくれたそうです。

 

祖母は今も意識が曖昧で、入院しながら頑張ってくれています。

その体調を崩したつい前日には、デイケアにも通所してどの医療者も認める元気な高齢者そのものだったので、私たち家族にとってはまさに突然の出来事でした。

 

 

私は仕事の休憩中に、母からのLINEで事態に気付き、急遽、上司に状況を報告をして早退をしました。

祖母の病室に駆けつけた時は、祖母は私の声かけに対して、霞む意識の中でも唸り声で返事を返してくれて、私はその痛々しい祖母の姿に胸が締め付けられるように苦しく悲しくて涙が溢れました。

時間が許す限り、手を握り、頬をさすり、聞こえていないかもしれないけれど、私なりの愛を精一杯伝え、また会いにくる約束をしました。

 

 

以前から、終活というか本人の意志も家族と共有できており、私たちも祖母の意志を尊重したいので親族とも納得し合いました。

その祖母の意志とは、年齢が年齢なので、延命処置は行わず自然の力に任せようということです。

 

治療が始まって以来、祖母はいっぱい注射もされたり痛い思いも我慢して、とても努力してくれていることを私は重んじて受け入れています。

私の家族と、なにより最も祖母にとって、私が変に取り乱して普段の生活ができなくなるのが一番苦痛だと思うので、私はできるだけ今まで通りの生活を送りつつ、お互い悔いを残さぬように祖母に会いに行きたいです。

 

 

自分が苦しむより、祖母を苦しめる方が、私にとっては辛いのです。

治療のことは専門である医療従事者に任せ、私は祖母の心を守るため、祖母と会って愛情と気持ちを伝え、祖母のくれた言葉や、健全だった祖母の姿を胸に、自分がすべきことを全うしたいです。

 

 

 

過去を遡り現在に至るまで、誰一人として死を免れた人いないのです。

気持ちも大切なのも確かなのですが、現実もあるのです。

 

明日、また祖母に会いに行きます。

 

 

 

 

 

読んでくださりありがとうございます。